節集合と空節
配列構造に変換する
開発者向け解説
スコーレム化が終わると、式の中の変数はすべて ∀ で縛られていることが確定します。 そこで、コンピュータが配列として処理しやすくするために、 論理式から不要な記号(∀ や ∧)をすべて削ぎ落とし、リテラル(P や ¬Q)が ∨ で繋がったグループ(節)のリスト(節集合)に変換します。
最も重要なのが 空節(empty clause, □)です。これはリテラルを1つも含まない節[]であり、何をどうしても真にできない「究極の矛盾」を表します。この □ を導き出すことが、自動定理証明のゴールです。
下のクリーナーで、∀ と ∧ が消えて配列になる過程を 4 ステージで体験してください。
プリセット式(スコーレム化済み)
変形ステージ
- Stage 0:もとの式
スコーレム化が終わると、変数はすべて ∀ で縛られています。
∀x ((¬P(x) ∨ Q(x)) ∧ R(f(a)))
空節 □
リテラルが 1 つも含まれない節(空のリスト [])が空節 □ です。 これは何をどうしても真にできない「究極の矛盾」を表します。 反駁手続きが □ を導き出した瞬間、 「もとの式の否定が矛盾する=もとの式は妥当(valid)」と判定されます。これが自動定理証明のゴールです。